開業にかかる費用とは
目次
新規にビジネスをスタートさせる場合には、開業に費用がかかります。初めて自分でビジネスをする方はどんな費用がどのくらいかかるかわからないでしょう。この記事では、開業にかかる費用にはどんなものがあり、どれくらいかかるかについて解説します。
1、開業にかかる費用とは
サービス業のように形のない商品を提供するビジネスでは、開業にかかる費用を低く抑えることができます。一方、ものを作る業種は設備投資をする必要があるため、開業するためにかなりの費用がかかります。
そのため、ものを作る業種で開業する場合は、開業する前に設備投資のためのお金を用意しなくてはなりません。かなり大きな資金が必要になるので、自己資金だけでは不足するケースがほとんどです。
2、設備投資以外に開業にかかる費用とは
開業にかかる費用は設備投資以外にもあります。以下では、店舗があるケース、店舗がないケース、自宅で始めるケースの3つに分けて、どのような費用がかかるか解説します。
(1)店舗が必要なケース
店舗を借りるのにかなり費用がかかります。店舗用の物件を借りるには、物件の家賃、保証金、仲介手数料がかかります。
店舗の内装工事費、設備を設置する費用もかかりますし、飲食店を開業するのであればテーブルや椅子、厨房設備、調理器具、什器、インテリアなど費用も必要です。
さらに事業の運転資金、人を雇えば人件費、集客するための広告費などもかかってきます。店舗が必要なビジネスの場合、業種や店舗の立地条件にもよりますが、数百万円単位でかかってくると思っておいてください。飲食店を開業する場合、1千万円以上かかるケースは珍しくありません。
(2)店舗がないケース
最近では無店舗で始められるビジネスが増えています。店舗をかまえる費用がかからないので、開業するために費用を低く抑えることができます。ただし、事務所を借りる場合は、物件の家賃、保証金、仲介手数料は必要です。
最低限必要なものは、電話、ファックス、パソコン、コピー機、プリンターくらいです。その他、必要に応じて事務用品の購入費用もかかります。営業する車が必要な場合は、車両購入費がかかるケースもあるでしょう。
無店舗であっても運転資金や広告費はかかりますが、100万円以内に抑えることもできます。
(3)自宅で始めるケース
無店舗のビジネスと同じように店舗をかまえるための費用はかかりません。ただし、自宅を仕事ができるように改修する場合は費用がかかります。自宅にある通信機器や事務機器、パソコンなどはビジネス用に使うのは問題があるので、専用のものを購入する必要があります。
運転資金や広告費はかかりますが、安くしようと思えば数十万円ほどで収まるでしょう。
3、まとめ
いかがでしょうか。開業にかかる費用の内訳がイメージできたかと思います。開業にかかる費用は、業種や店舗を借りるかによって大きく変わってきます。開業する業種や店舗の有無が決まったら、どのくらいかかるか計算してみてください。具体的な金額がわかったら、開業するために必要な資金を用意しましょう。