創業者融資申し込みに必要な書類は
起業するのに自己資金だけでは不足している場合、創業融資を受けることになります。そのためには融資の申し込みをしますが、必要書類を提出しなくてはなりません。初めて創業融資を受ける場合は、どんな書類を用意すればいいのだろうと悩む方もいるでしょう。
この記事では、創業融資を受けることを検討されている方向けに、創業者融資申し込みに必要な書類をご紹介します。
目次
1、借入申込書
借入申込書は融資を申し込む金融機関の支店窓口でもらって、記入して窓口で提出するか郵送します。借入申込書に記入する必要があるのは、以下のような事項です。
法人の商号
個人事業主の商号
本店所在地
営業所所在地
法人代表者・申込者の住所氏名
創業年月
業種
申込者・法人代表者の家族に関して
申込金額
借入希望金額
返済期間
毎月の返済希望日
返済金の支払方法
担保・保証の条件
記入方法がわからければ電話相談を受け付けていますし、金融機関のホームページに記入例があります。
2、創業計画書
創業計画書は、融資担当者に事業の内容を説明して審査を通すための重要な書類です。一般的には、以下のような事項を記入します。
創業の動機
経営者の略歴
取扱商品・サービス
取引先・取引関係者
従業員
借入状況
必要な資金と調達方法
事業の見通し
自分の商品やサービスを、どこのだれにどうやって販売・提供していくかを説明した上で、融資を受けたお金を返済できることをアピールします。言葉で説明するだけでなく、具体的な数字にして提示する必要があります。
3、企業概要書
初めて創業融資の申込をする場合は提出を求められます。ただし、記入事項は創業計画書とほぼ同じです。
4、会社の登記事項全部証明書
会社の登記事項全部証明書には会社名や所在地、資本金、役員、代表者など会社に関することを記載してあり、法務局で取得することができます。個人事業主の場合は登記していないので、不要です。
5、印鑑証明書
申込者本人であるかどうかを確認するため、印鑑証明書の提出を求められます。印鑑証明書は市町村役場へ印鑑登録すれば、取得することが可能です。
6、身分証明書
印鑑証明書と同じ理由で、身分証明書の提出を求められます。身分証明者として認められるのは、運転免許証や健康保険証、パスポートなどです。
7、前年度の収入がわかるもの
前年度にどれだけの収入があったかわかる書類を提出します。サラリーマンなど給与所得者であれば源泉徴収票、個人事業主や会社経営者であれば、確定申告書です。
8、自己資金があること証明する通帳
創業融資は事業をスタートするのに必要な資金をすべて融資してくれるわけではありません。融資を受ける前提として、自己資金を用意しておく必要があります。自己資金があることを証明する通帳の提出を求められます。
9、まとめ
創業融資の審査には時間がかかります。資金が必要になる時期が決まっていれば、それまでに融資を成功させる必要があります。融資を成功させて資金を調達するには、時間的余裕を持つことが大切です。融資に必要な書類は早めに用意して、創業融資を成功させましょう。