創業融資が通るポイント

創業融資が通るポイント

創業融資が通るポイント


 

概要

創業融資に成功するためには、いくつかのポイントがあります。創業融資を通りやすくするためにはどういう点に注意すればいいのかを把握しておけば、創業融資の成功が見えてくるでしょう。

この記事では、創業融資に通るポイントについて解説します。

 

 

1、経営者個人の資質

2、事業の見通し

3、資金繰りの見通し

4、資金を使う目的と調達方法

5、返済する能力

6、まとめ

 


1、経営者個人の資質

融資の審査担当者は、経営者の個人的資質を見ます。特に重視するのが経験で、開業する業界での経験が長ければ成功しやすいので高く評価されます。開業する業界での経験が5年以上あれば、審査担当者の評価は高くなります。

業界での経験がないと創業融資に通らないわけではありませんが、経験者に比べると不利になることは確かです。

業界での経験の以外には、経営者としても能力、誠実さ、熱意なども重視されます。

①経営者としても能力

論理的な思考ができるか、数字に強い、計数管理能力が高い、営業力、コミュニケーション力などが経営者の能力として重視されます。

②誠実さ

融資するということはお金を貸すことであり、誠実さが重視されます。税金や公共料金の支払いをきちんとしているか、過去に金融事故がないかなどが重視されます。誠実さとは、信用とも言い換えることができます。

③熱意

いくら能力や経験があっても、事業を成功させようという熱意がなければ、審査担当者は不安を感じます。ポジティブな姿勢や苦境でもくじけない意志の強さが必要です。

 

以上のことを審査担当者は面接を通じて見極めているので、面接で上手にアピールすることが大切です。

 

2、事業の見通し

事業の見通しは創業計画書に書きますが、具体的な数字を書く必要があります。実現可能な具体的な数字を提示できなければ、審査担当者は納得してくれません。数字を示す際には、なぜその数字が実現できるかという理由も書いて説得力を持たせる必要があります。

 

3、資金繰りの見通し

順調に売上が上がってもお金が入ってこなければ、資金ショートを起こして黒字倒産になってしまいます。仕入れ代金や固定費など毎月の支払のタイミングと、売上の入金のタイミングをうまくコントロールすることが大切です。

どのように資金をやり繰りさせるかを、審査担当者にアピールしましょう。万が一の場合に、売却できる資産があることや別の収入源があることなどをアピールするのが有効です。

 

4、資金を使う目的と調達方法

創業する場合の資金には、設備資金と運転資金があります。資金がどんなことに使われるかにより、事業が成功するかどうかは決まってきます。資金を使う目的を明確にしておくことが大切です。

また、資金をどうやって調達するかも説明できるようにしておくことが大切です。資金の調達方法としては、自己資金、創業融資、その他の借り入れに分類されますが、その内訳を数字で示して説明できるようにしておきましょう。創業融資以外の資金調達を確実にできるかは、かなり厳しくチェックされます。

 

5、返済する能力

融資する側は貸したお金の返済する能力があるかどうかを見極めようとします。創業融資を申し込んだ人の資産や負債がどれくらいあるのか、支払いの遅延の有無、金融事故の有無などをチェックされます。

 

6、まとめ

今回ご紹介した創業融資に通るポイントは、創業計画書や面接で審査担当者が見極めています。創業融資を成功させるためには、それぞれのポイントを意識して創業計画書を作成したり、面接に臨んだりすることが大切です。事前にしっかりと準備しておきましょう。